Outlook VBA 小ネタ

 コロナ禍でリモートワークになっている人も多いかもしれませんね。
 そんな時に、定時に連絡を求められる人も多いのではないでしょうか。でも、ついつい忘れてしまいますよね。
 面倒なことはコンピュータにやらせてしまおうということで、下記のコードをOutlookのVBE画面(Alt+F11を押下すると出てきます)の「ThisOutlookSesston」モジュールにコピーし、Outlookで下記のようにアラートを仕込んでおくと、決まった時刻に自動的にメールを送信してくれます。
 あ、Outlookはずっと立ち上げておいてくださいね。念のため。

Const TASK_SUBJECT1 As String = “定時連絡8:30”
Const TASK_SUBJECT2 As String = “定時連絡12:15”
Const TASK_SUBJECT3 As String = “定時連絡13:00”
Const TASK_SUBJECT4 As String = “定時連絡17:00”

Private Sub Application_Reminder(ByVal Item As Object)
Dim objMail As MailItem

Set objMail = CreateItem(olMailItem)
objMail.To = “xxxxxxxx@xxxxxx.co.jp”
objMail.Subject = “定時連絡”

Select Case Item.Subject
Case TASK_SUBJECT1
objMail.Body = “おはようございます。” & vbCrLf & “ただいまより本日の業務を開始します。”
Case TASK_SUBJECT2
objMail.Body = “ただいまよりお昼休憩をいただきます。”
Case TASK_SUBJECT3
objMail.Body = “午後の業務を開始します。”
Case TASK_SUBJECT4
objMail.Body = “本日の業務を終了します。”
End Select
objMail.Send
Item.ReminderSet = False
Item.Save
End Sub

タスク設定画面

パワークエリ 初めての例

 最初の例として総務省統計局のWebページ
http://www.stat.go.jp/data/nihon/02.html
に掲載されている「2-3都市別人口」のエクセルブックを読み込んで正規化されたテーブルの形に変換するサンプルをつくってみました。
 ただ、初めての例ですので、行や列を決め打ちしておりマジックナンバーが多用されています。これでは元のエクセルブックの行数や列数の変化には全く対応できないので、ある程度の変化には対応できるようにすることが次の課題ですね。
 それにしても総務省、統計データとしての提供なんだから、ただ単に印刷物の形をそのままエクセルで表現したものではなく、コンピュータでの可読性のあるものを提供してくれればいいんですけどねぇ。

Excelパワークエリ 読了

 翔泳社の出版する「Excelパワークエリ データ収集・整形を自由自在にする本」を読了しました。
 例題が豊富で一回読んだだけではすべてを覚えきれませんね。その割にはリファレンス的には使いにくい構成になっていて残念です。私が読んだのは初版だったのですが、そのせいか誤植が多く感じられました。また、Office365の環境で試してみたのですが、401ページの記載はプライバシーの設定の関係でそのままでは動作しませんでした。次の版では修正されればいいですね。
 読んでみて、なるほどこれまでVBAで実現していた多くの作業がパワークエリでできるようになりますね。これまで社内システムからダウンロードしたデータを希望する形にするのにVBAのコードを書いていた人はコードを書いたり保守したりと言った作業がかなり軽減されると思います。ぜひ前作「Excelパワーピボット 7つのステップでデータ集計・分析を『自動化』する本」と合わせてご一読ください。
 私の娘の会社ではパワークエリをVBAで操作するといったことをしているようで、「connectionオブジェクトが~」などと言ってきます。威厳を保つためにも負けられません。


 

エクセル2016から標準機能になりました パワーピボット、パワークエリ

 「これからのエクセルはデータベースの機能を取り込んでいくんだろうな」と思っていたのですが、まさにその通りになりましたね。
 エクセル2016から標準で使えるようになったパワーピボット、パワークエリ。
 これまで手作業やマクロに頼っていた、複数のソースをがっちゃんこして集計するという、お仕事の上では必ずやっているであろう煩雑な作業が、まさにワンクリックでできてしまうようになります。
 これからのエクセル使いには必須のスキルになるんでしょうね。
 ちなみに、この機能を作成しているのはSQL Serverの開発チームだそうでなるほど内容はリレーショナルデータベースそのものですね。
 これを学習してアクセスやSQL Serverへのスキルアップへの入り口にするのもよいかもしれませんね。

Excelパワーピボット 7つのステップでデータ集計・分析を「自動化」する本